20210620~20210704 山陰・山陽・紀伊半島放浪記 その3

使用カメラ

使用機材

カラー

イカIIIC フイルム:富士フイルム業務用100

モノクロ

Konica II フイルム:FomaPan100

 

え、モノクロの写真がないって?実は1本目の巻き上げの際フイルムが切れてしまったのです。暗箱で開ければどうにかなりますが、そんなものありません。旅行はまだ2週間近くあるのであきらめました。そのため3日目以降しかないのです。これから出る予定。

 

6月22日

一畑電車 特急スーパーライナー 305列車 電鉄出雲市7時17分→川跡7時23分

     急行 4列車 川跡7時25分→出雲大社前7時35分

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スーパーライナー

この日はまず出雲大社に向かう。まずは一畑電車が誇る特急スーパーライナー松江しんじ湖温泉まで通常1時間ほどを43分で結ぶ自慢の特急電車。ただ平日朝松江方面のみ。自家用車やJRへの対抗列車なのだろう。途中川跡から大社方面に乗り換え。

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出雲大社前駅

出雲大社はお参りだけ。朝なので誰もいない。そういえば去年モックンが旅は時間をずらすと面白いというCMをやってたな。コロナで人込みを避けましょうのいとだったのだろうけどね。

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出雲大社

ちなみにこの旅行ではもう一つタイシャーに行く予定ではある。

お参りを済ませて駅へ駅の横にはデハニ52がいるので見学。

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デハニ52

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車内

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その2

このデハニ50形電車は2009年に引退するまで自動ドアを装備したことがない。営業運転していた電車の中で最後の手動ドアであった。引退時お座敷電車になっていたが、「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」という映画の撮影のため映画の美術スタッフにより座席が作られた。映画撮影後デハニ52は完全引退した。座席は張りぼてではなく手が込んでおりあとから作られたものとは思えない作り。きっと手の込んだ映画なのだろう。機会があれば見てみたいと思った。

一畑電車 11列車 出雲大社前9時11分→川跡9時23分

     308列車 川跡9時28分→電鉄出雲市9時37分

出雲市へ戻り山陰本線へ。川跡での乗り換え列車はスーパーライナーの折り返しであった。

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川跡にて

山陰本線 325D 出雲市9:46→江津 11:13

江津には日露戦争のころイルティッシュ号という船が漂着した。日本海海戦で大破し、何とか江津の和木までやってきた。ぼろぼろのもう沈みそうなロシア船を見た和木の人々は大騒ぎになったそうだが白旗をが上がり、船員が脱出しているのを確認するとすぐに救助に向かったそうだ。中には脱出ボートが波にあおられ転覆してしまうことがあったが和木の海の男たちが飛び込み救助した。結果235名が助かった。地元人は炊き出しを行いケガの治療を行った。翌日、イルティッシュ号の乗員は軍に引き渡され捕虜として扱われた。その翌年から人々がロシア人たちを思い出し飲みあうのが慣習化した。戦時中中断された時期もあるそうだが今もロシア祭りとして行われている。そして江津市和木には慰霊碑があるそうだ。ぜひ行きたいとのことで寄ることにした。

駅を降り、観光案内所へ・・・あれ、定休日。貸自転車も見えるんですが・・・。グーグルマップで場所を確認。バスもあるが行ったばかりで次は1時間後。そもそもどのバス停で降りればいいのかわからない。歩いて行って帰りバスで戻ろう。

暑いぜアツクテシヌゼ。いや本当に。自販機もなければコンビニもない。自転車が欲しい。と30分。グーグルマップで慰霊碑があるというポイントへ。しかし・・・ないぞー。調べたところ近くの公民館へ移動したそうだ。バス停に和木公民館ってあったよ・・・。近くの公民館へ。

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ちょうど特急が

踏切を渡り公民館にそれはあった。

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イルティッシュ号慰霊碑

結局、迷ったのもあり40分以上歩いた。超暑かった。写真を撮り公民館でトイレを借りバス停へ。バスは・・・10分前に行ったばかり。次は1時間後とぼとぼ歩いていると後ろからバスが・・・。だからバスは嫌いなんだ。結局歩き。とぼとぼ。すでにお昼。おなかは減るしバスは行っちゃうし最悪。歩いてたら中華料理店が、冷やし中華の登りに誘われ最寄りのバス停の時間を確認し入店。食べたのは台湾風冷やし中華だったかな。おいしかったです。食後バスに乗り江津駅へ。予定の列車はまだなので三江線廃線跡をたどりながら江津本町の方へ。

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三江線の鉄橋。

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川を渡るというより谷を渡ってる

山邊(やまのべ)神社には旧江津町役場が。

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旧役場

三江線の江津本町駅の跡にも行った。

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待合室は撤去済み。線路は残っていた。

旧江津郵便局もあり山陰本線ができるまで町の中心であったというのがよく分かった。

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旧江津郵便局と街並み

亀山城の跡もあった。お城はその後豪邸が建てられたそうだ。2つの史跡が混ざっている。

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城跡なのか、豪邸の跡なのかどっちかわからん。

イルティッシュ号慰霊碑が目的だったが収穫が多かった。今度涼しい時期にゆっくり来ようと思った。ちゃんと自転車を借りて。

山陰本線 快速アクアライナー 3435D 江津15:11→折居16:15

折居駅の近くにドライブイン日本海という自販機ばかりのドライブインがある。以前山陰本線で迂回貨物列車を撮りに来た際見つけたものだ。当時は飯時でもなかったので飲み物を買っただけだったがすごい気になる自販機があった。せっかくなので早めの夕食として食べに行こうと思い途中下車。

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ドライブイン日本海

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うどんそば

うどんとそばの自販機。現存するのはあまりないそうだ。伊勢崎の方にあるとのうわさを聞いたことがある。仕組みとしては、あらかじめ茹でておいた麺と具をお椀に入れておかれたものが中に用意されていて、購入されるとアツアツの出汁がかけられ出てくる仕組み。最初天ぷらうどんを購入。麺の下に天ぷらが埋もれておりしっぽだけが見える状態で出てくる。味は、まぁ普通。もしかするとまずいかなと思っていたのである意味期待外れ。確かにパーキングエリアの食堂に比べれば味は劣るけど普通に食べられる。340円ならこんなもんでしょ。調子に乗ってにくそばも購入。こっちも340円。こっちも普通。ある意味裏切られる。

食べ終わったもののちょっと時間があるので近くの海岸へ。

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ほこら

駅がリニューアルされカラフルになっていてすごくいい。

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ブルーオーシャンオリイ

山陰本線 433D 折居17:34→益田18:05

益田行の列車はキハ120の2両であった。16m級の小型車。車内は学生が多い。本当は折井の3つ先の鎌手にある民宿に泊まりたかったがビジネス客で満員であった。仕方ないので本日の宿は萩である。益田では1時間ほどあるので靴屋を探す。前日出雲でも探したところ駅前にはなく100均でゴム系接着剤を買って応急処置したものの今日もはがれてしまった。早急に靴が欲しい。しかし駅前にはなく、離れたところにはあるものの、列車までに戻ってこれる自信がない。そして乗る列車は萩方面の最終。泣く泣くあきらめることにした。

山陰本線 1577D 益田19:11→東萩20:02

まだ明るいのに最終列車。まぁ午前中に最終だった駅もあったし、乗車したこともあるから驚きはしない。

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夕日に当たる、萩方面長門市行最終

景色が良いところを通るのだけれども、だんだん日が暮れて真っ暗になり景色が見えなくなってしまった。乗客もいない。完全に夜汽車。

東萩で降り、ホテルへチェックインすると萩市内で使える2000円分の商品券がもらえた。期限は9月30日まで。指定の施設やホテルで使えるそうだ。ホテルは次回以降の利用との条件付き。まいったなぁ。9月末までに再度萩は来ないし来れない。そして明日の列車は9時14分。使う時間がほぼない。でも使わないと紙屑になってしまう。きっと市が施設のためにやっているので使ってはあげたい。どうしたものか。

靴は再修理。前日の修理より接着剤多めで試してみる。ちょっとはみ出てしまい靴が汚れてしまったが何とかついた。これでだめなら明日下関に行くので時間を作って買わねばならぬ。商品券と靴のことで頭を抱えながらベットに入るのであった。

20210620~20210704 山陰・山陽・紀伊半島放浪記 その2

使用カメラ

使用機材

カラー

イカIIIC フイルム:富士フイルム業務用100

モノクロ

Konica II フイルム:FomaPan100

 

6月21日

日の丸自動車(バス)岩井行 鳥取駅ターミナル9:05→砂丘東口9:25

駅のコインロッカーに大荷物を入れ、この日はまず鳥取砂丘へ。平日は朝の便が少ない。砂丘行きの始発のバスは9時10分で砂丘につくのは9時30分、次の予定を考えるとあまり砂丘を見る余裕がないバスターミナルに行くと岩井行きのバスが砂丘東口を通るそう。こちらのバスは7時台からある。もう少し早く知りたかったなぁと思った。始発の砂丘行きの5分前に出るが砂丘東口から鳥取砂丘に入れそうなのでこちらのバスを使用することにした。

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鳥取砂丘

 砂丘についたもののすでに暑い。私は暑いのが苦手。そして大嫌い。夏のメリットはトマトがおいしい以外ないと思ってる。もはや暑くてあまり見る気もなく時間もあまりないのでパス。

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砂丘の池

鳥取砂丘はとっととあきらめた。暑すぎる。とぼとぼ撤退。靴の中の砂を出していると靴底がベロン。もともとボロボロだった靴が砂の熱さでとどめを刺されたようだ。まだ旅行10日以上あるんですが・・・。幸先が悪い。

 

ジオコムス

鳥取砂丘ジオパークセンターでトヨタの小型車コムスが借りられる。珍しい地形など保全し、それを教育やツーリズムに生かし持続可能な開発を進める地域認定プログラムがジオパークである。これは自治体が適当にやっているわけではなくユネスコが審査しだしている大真面目なやつである。京都から鳥取にかけては山陰海岸ジオパークに指定されていて、このコムスを借りればバスでは回りにくい砂丘周辺の海岸や断崖絶壁などジオパークに指定された地形の観察ができる。

ジオコムス-GEO COMS- 岩美町・鳥取砂丘のNEWアクティビティ!山陰海岸ジオパークエリアをコムスで周遊!

3時間コースを予約しておいた。貸出前に説明を受けた。推奨コースがあるものの外れても構わないとのこと。浦富のあたりにカフェも多いのでよく行く人が多いこととコースをちょっと外れれば山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館というものがあるとのことを聞いた。注意点としてスマホの地図アプリを使うと自動車専用道に案内される場合があるので注意してと言われた。コムスは50ccの原付4輪という扱いなのでのれないのだ。以前入りかけてしまった人がいたそうだ。幸い入る前に確認の電話があり未遂で終わったそうだ。

カニのやつを借りいざ出発。なおこの先車両の写真は出てきません。取り忘れました。ぜひリンク先で確認してください。まぁかわいいです。

ちっこいわりに電動のため加速がすごくいい。モーターは50cc相当のものなので平地で最高速度は55km/hほど。もともと一般道の制限速度は60km/hなのでこれだけ出ればいい。すごい加速でこんな話を思い出した。学生のころ日産の開発部にいる方の講演会が学内であり参加した。ちょうど電気自動車リーフが登場したころ。こんな話をしていた。

「リーフはモーターなのでトルクがあります。停止時から100km/hまでの加速なら、うち(日産)のスポーツカーGT-Rに勝てます。もっとも100km/hからはリーフは一般車の設計なので負けますがね。」

たしかに50cc相当のモーターでこの加速なら確かにリーフだったらGT-Rに勝てるだろう。そんなことを考えていたら最初の目的地恵比寿浜展望所に着いた。

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恵比寿浜1

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恵比寿浜2

こはちょっと写真を取り損ねた感じです。たしかにすごかったのですがあまりの暑さでとっとと撤収してしまいました。

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神社

その割には神社を撮る余裕もあるという。この先の時間も読めなかったというのもあるんです。

コムスに戻ると最大の弱点が牙をむく。それは冷暖房がないこと。レンタルなので足元にファンをおいてくれてるのですが、それ以外涼をとれるものがない。ドアもなく幌なので幌を半開して風を入れる感じ。50ccにエアコンつけるのはどうしても無理なんですよね。

次の目的地に向けてコムスを走らせる。途中駟馳山(しちやま)峠を通った。平地であれば加速がよく流れに乗れたもののやはり山を登り始めると減速。40km/hを切る。登坂車線に入りトコトコ上がっていく。世の中追い越し車線と勘違いしている人が多いがこれがちゃんとした使い道。峠を越すと石畳の道がちらっと見えた。帰りも通るので後で見よう。峠を越えたことで鳥取市から岩美町に入った。とことこ走っていくと魅惑の風景が。コムスを止めてパシャリ。

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漁港の街並み

そしてこの近くに大正のトンネルがあるのでコースを外れてまたパシャリ。

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網代隧道

そして目的地千貫松島へ。

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千貫松島

お殿様がこの岩を城まで持ってきたら千貫やると言ったそうだ。確かにすごい綺麗。海蝕洞門ってやつです。海が削ってこの穴をあけたのだ。

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周辺の地形もすごくいい

そういえばゲームキューブの名作「ギフトピア」というゲームにドーナッツ岩という千貫松島のような岩が出てきた。でもなんか違和感があった。やっとわかった。地形が悪い。あっちはノペーとした岬の先にある。なんか自然にできた感がないのだ。メイヤーめ。さてはメットに頼んで作ったな。

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周りがこういう地形なら自然にできたとわかる

次は鴨ヶ磯海。道中1.5車線の道で坂道も多いものの先ほどの駟馳山峠は幹線道路だったので坂が大変だったがこちらは生活道路なので速度は低速でもOK。速度は出ないがトルクはあるのでアップダウンも難なくこなせる。鴨ヶ磯海岸の駐車場では日陰に止めた。エアコンがないので熱がこもって大変なのだ。

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鴨ヶ磯海岸

この先に日露戦争で漂着したロシア兵の慰霊碑があるので行くことにしたが・・・右にちょろっと写っている遊歩道に入るところが壊れており波が打ち付ける状態。行きは何とか大丈夫だった。

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慰霊碑

何とかついたものの遊歩道は崩落しておりこれ以上近づくことができなかった。しかも帰りは波が靴を直撃。ただ防水スプレーのおかげで浸水は防げた。

鴨ヶ磯海岸の段階ですでに2時間。自然館も行くことを考えると時間オーバーは明確。TELをし1時間延長してもらった。

次は城原海岸に向かった。といっても3分ほどで到着。

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城原海岸その1

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城原海岸その2

暑さでとっとと見て切り上げたくなっており露出があってない。

次は自然館に向かう。が、休館日。おっちゃーん把握しといてよー。

戻りがけ富浦台場公園に寄る。幕末にここに台場が築かれたそうだ。

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台場

ただ砲台を置くための盛り土があったもののそれだけであった。

帰りコンビニでおにぎりを買い、急いで食べ、駟馳山の石畳に寄る。古墳もあった。

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古墳。道路の拡張で崩されてしまい石櫃のみになっている。

駟馳山の石畳は山陰道の旧道であった。

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石畳の旧道

この道は昔、あまりの悪路に寄付を募り整備した道だそうだ。その筆頭になった備前生まれの多十郎の墓が近くの寺にあるらしい。行きたいが時間がない。

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多十郎さんありがとう

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頼朝の乗ってた馬はここで生まれたらしい。後で調べたら全国に伝説があるそうだ。

結構ぎりぎりになってしまった。返却し、延長料金を払いアンケートに答えた。

 

で、感想はかなり良かった。今回の旅行の中ではベスト3に入る。バスでは回りにくいところを小型車で回るというのがよかった。もともとコムスという車に興味もあった。よく都心のシェアカーやセブンイレブンに置いてあり存在は知っていた。都会の街乗りや地方のセカンドカーで使えるのではないかと思ってた。しかし・・・実際に乗ってみるとセカンドカーでは使えないというのが実情。確かに自宅で充電でき小回りも効く。しかしエアコンはなく航続距離があまりない。今回の走行距離は40kmちょっと。それでバッテリーは半分を切っていた。これだと60kmちょいが限界。山がちなところを走ればもっと悪い。そして1人乗りで送迎には使えないし積載は原付扱いなので30kg。荷物を運ぶのにも使いにくい。結局今回のようなちょっと観光や街乗り、コンビニの宅配がせいぜいのところなのかなというのが正直なところ。125cc程度のモーターになりちょいと大型化して2人乗りもしくは積載100kgになればまだ使い道があるかな。原付4輪は普通免許なのも手軽さがない。そして普及してないから本体価格も高い。ちょっと出せば低クラスのハイゼットが買えてしまう。最低ランクなのでターボは付いてないけど、同じ普通免許であっちはエアコンあるし高速も乗れるし4人乗り。まぁ普及しないわな。

日の丸自動車(バス)鳥取駅ターミナル行 砂丘東口14:06→鳥取駅ターミナル14:26

バスで駅に向かう。この日は出雲に泊まる。列車は16時なので余裕がある。市内に入りふと外を見るとカメラ屋を発見。本町通で降り、急いでバスを降り戻る。

カメラのヤマガタというお店。入ると女性3人組が聞くと旅行に来て急にフイルムカメラが欲しくなったそうだ。首からライカをかけてた私はちょっとしたヒーローに。私のIIICはシャークスキンで戦後すぐのだからあんまりいいものではない。この後のIIIFは数もあるし質もいいものだよとは話しておいた。ここでケーブルレリーズを購入。あと4LR44電池が大量にあったので購入。ペンタックス67を動かす電池だけど今は生産してないもの。ストックが少なかったので助かった。

そのあとぶらぶら町中を歩き鳥取駅へ。

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街中にて。

山陰本線 快速とっとりライナー 3429D 鳥取16:00→出雲市19:02

出雲へ向かう列車はキハ126系。初めて乗る車両だが結構いい車両だ。エンジン出力が高いのか加速がよい。でも内装はちゃんとしたボックスシートというギャップ。さすが西日本。

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とっとりライナー

以前はキハ58系という国鉄ディーゼルカーを使っていた。当時停車駅も少なかったものの所要時間は今とあんまり変わらなかった記憶がある。停車駅が増えても所要時間があまり伸びていないのだからすごい。

快速運転は米子まででそこからは各駅。宍道で停車時間が長かったのでちょうど止まってた木次線を撮る。

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木次線

奥出雲おろち号が廃止されたら木次線の観光列車はどうなってしまうのだろうか。そのまま線路もなくなってしまうのではないかという話がある。だけど夕方の列車で学生もいるものの単行で終わってしまうのであれば地域輸送は終わってしまったんだなぁと思った。

こうして出雲に19時04分に到着した。

20210620~20210704 山陰・山陽・紀伊半島放浪記 その1

使用カメラ

使用機材

カラー

イカIIIC フイルム:富士フイルム業務用100

モノクロ

Konica II フイルム:FomaPan100

 

6月20日朝、家族には切符の有効期間の次の日7月3日までには帰ると伝えた。泊まる場所も行く場所も決めていない。途中下車しながらその都度計画を立てて回る。そのため持ち物にはJTB小さな時刻表。フルサイズの時刻表をほぼそのまま小さくしただけなので、情報量は変わらない。これがあれば列車の時刻だけではなく、万一特急を利用する際の料金も知ることができる。また駅弁の情報や簡単ながら私鉄とバスの時刻もわかるので重宝する。時刻表はJTB派とJR時刻表派がいるが私はJTB派。わからない人にはどっちも同じと感じるかもしれないが、ページのデザインや路線の掲載順が異なり、なれない方は使いにくく感じる。なれると感覚でこの路線はこの辺りとわかるのだ。だが路線の並びが異なると自分の思ったところに目的の路線がない。そんなときのイライラはMAXである。3日目までに乗る列車は大方決まっている。ホテルも確保済みである。その先の予定は決まっていない。

 

6月20日

東海道新幹線 3A のぞみ3号 東京6:15→京都8:25

朝食は駅弁チキン弁当。このお弁当は上皇陛下が東海道新幹線を利用なされる際、好んで食べるものだそうだ。唐揚げとチキンライスというシンプルなお弁当。これがまたいい。駅弁を買い発車時刻まであと10分。時間があるから拝みに行く。

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本人曰く「似とらん」とのこと

十河信二国鉄総裁を2期8年務めた人。そして新幹線を作るために奔走した人。就任時71歳。鉄道博物館から引っ張り出してきた老機関車と揶揄されたが。その老機関車が爆走したおかげで新幹線ができた。国会の予算申請をオーバーする前提で低く出し、同時に世界銀行に融資をしてもらい、建設を国際公約にすることにより予算オーバーでも国からお金を出させた。さすがに予算オーバーが大問題になり2期目の任期満了で国鉄を去ることになるが新幹線は大成功。世界中に高速列車が誕生した。

新幹線は定刻で発車、京都にも定刻で到着した。

 

山陰本線 239M 京都8:40→園部9:25

山陰本線 1127M 園部9:46→福知山11:03

 

この旅行のもとになったのは3日程度で山陰本線を乗り通す旅行の計画だった。3連休もしくは土日に有給1日使っての計画だった。仕事辞めるにあたり時間ができたので帰りの山陽本線も途中下車しながら帰ってくる計画になり、そのあとせっかくだから紀勢本線も入れてしまった。さて山陰本線を乗り通そうと思ったのは動画サイトで国鉄時代の山陰本線の夜行普通列車「山陰号」の車内放送を見つけたから。それで京都から出雲まで行こうと思いどうせなら乗り通そうと思った。山陰号の時代と異なり景勝地保津峡は高架とトンネルで通過。最も山陰号は夜なので見れないのだけれども。

 

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園部

園部までは221系・園部からは223系とJRになってからの車両。座席はいいし揺れない。山陰号のディーゼル機関車+旧型客車とは違う。トイレも垂れ流しじゃないしドアは自動だ。あっちは夜だけどこっちはお昼。でもここを山陰号を走ったと思うと感慨深いものがあった。

 

山陰本線 431M 福知山11:08豊岡12:31

山陰本線 173D 豊岡13:02城崎温泉13:16

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福知山からは国鉄

福知山から国鉄型の車両。国鉄型は武骨で不器用な親父の印象が強い。全国で使うがゆえに汎用性や整備性、予算など複雑に絡んで器用貧乏になってしまった印象。長年にわたり作った車両も多くあるので見ためも古臭くなってしまっている。でもこれが良い。

城崎温泉ではお昼を取った。足湯でもと思ったが感染防止のため休止中だった。 

 

山陰本線 175D 城崎温泉14:12餘部14:56

餘部にはかつて大きな鉄橋があった。明治に作られた立派なもの。だけど海岸沿いに建てられたこの鉄橋はさび対策が大変だった。また線路の下が空いている状況で柵も低いので強風にものすごく弱かった。強風運休の指示が間に合わず列車が転落し工場に直撃し車掌と工場の人が亡くなるという事故もあった。架け替えることになった。明治のころにはできなかったコンクリートの橋に。

 

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餘部橋梁

こうして架け替えられた橋は風に強く強風での運休が大幅に減った。役目を終えた鉄橋は一部撤去された。でも鉄橋は地元のシンボル。一部は地元に残された。また残りの部分は博物館や研究所へ行った。強度を研究するためだ。仕事で鉄道総研に行ったものを見たときは感動した。先輩も担当(事務)の方もこの鉄橋のなれの果ての何がすごいのかわからなかったようで説明したら理解してくれた。かつて鉄橋のころ2回ここに来た。1回目は忘れもしない悪夢の超特割青春号で。工事が始まるちょっと前のことである。2回目は新しい橋脚が立ち始めたころだ。鉄橋の騒音はすごく地元の人にとっては転落事故もあり負の遺産だったのだろうと思った。架け替えの時ちょっとしたフィーバーになり価値観は変わったのかもしれない。最終的に維持に手間がかかるのに一部が残った。エレベーターまでつけて。

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新旧を下からのぞき込む

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残された旧橋。遊歩道になっている。

鉄橋の下には小さいながら道の駅ができていた。ここで鉄橋の一部を使った文鎮を購入。あと10日以上旅行するのに2kg近い文鎮を買って後で後悔するのは内緒。

 

山陰本線 179D(浜坂から541D) 餘部17:04鳥取18:35

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キハ40。山陰本線のヌシ

もともと餘部には駅がなかった。鉄橋を渡り終えるとそれなりの勾配で蒸気機関車でここで止まってしまうと発車ができなくなってしまうからだ。なので餘部の住民は鉄橋を渡りトンネルを3つ超えて隣の鎧駅まで行って汽車に乗っていた。危険なので陳情を行い1959年にようやく駅ができた。ちょうどディーゼルが実用化されたころだ。山陰号は駅が小さなことと上下とも深夜だったため通過していた。

鳥取では駅の近く鳥取温泉の宿に宿泊。明日は面白いことをする。ゆっくり温泉に入りとっとと寝た。

 

20210620~20210704 山陰・山陽・紀伊半島放浪記 前日談。

久しぶりの更新は文章だけ。近日本編公開予定。

「仕事やめます」

まぁうまくいってなかった。業務もそう。社長もパワハラ気質。それに平気で人の趣味は馬鹿にするくせに自分の趣味のゴルフはヨイショ。もういいかなと思った。江戸っ子で後先考えない性格もある。関西訛りの同期のマイボスは結構かばってくれてて、それも申し訳ないと思ってた。マイボスは「社長あんな感じだし若いからいい機会だよ。実は自分もどうしようかかんがえてるんや。自分は年もあるから慎重にせなあかんけど。」と送り出してくれた。マイボスは姫路生まれ姫路育ち。しかも姫路から単身赴任している。会社は東京しかないので単身赴任の制度がなく金銭面でつらいというのが彼がやめようと考えてる理由だそうだ。

そのあと「どっか旅行いくんか?」。これからの旅行の計画を話し、その道中に寄る予定だった姫路についてきいた。「姫路なーんもないで。城しかないで。」「そや、圓教寺っていうお寺があるで。弁慶がお手玉したちゅーう石というか岩があるで。そういうところ好きやろ」。さすが同期の我がボス。わかってらっしゃる。

7月末退社になったが有給消化の関係で6月16日午前中までの出勤になった。ボスは手をかけてるホームページ更新の仕事はぎりぎりまでやってくれれば未完成でもこっちで引き継ぐから全部有給を取っていいと言ってくれた。

 

6月12日。近くのJRの駅小岩駅まで切符を買いに行く。複雑な経路の切符なので本当は大きな駅で購入した方がスムーズなのだろうが、JR東日本みどりの窓口を縮小する方向にしている。小岩は残らないだろう。であれば小岩駅発券の切符で旅行がしたい。

小岩のみどりの窓口は因縁の相手。学生の時に東京から稚内までの切符を学割で購入したのだが乗車券が出てくるまでに1時間かかった。新幹線・海峡線・函館本線根室本線千歳線函館本線・宗谷本線というメインのルートで変なルートは要望してない。でも窓口のお姉ちゃんにはそれがわからなかった。経路を聞かれ、路線名いうたびに固まり、最終的に業務用の端末の画面を見せられこれでいいかと聞かれた。これでいいけど画面見せちゃっていいの?というのが感想。そのあと特急と急行取るのに1時間かかった。はやぶさまでは良かったんだけど、はまなすの寝台って言ったら固まった。

今回はベテランの人だった。1時間覚悟だったが5分ほどで出てきてしまった。その経路は以下の通り。

東京→(東海道新幹線)→京都→鳥取出雲市→益田→東萩→幡生→(山陽本線)→広島→呉→三原→岡山→(山陽本線)→姫路→大阪→(環状線西九条周り)→天王寺→和歌山→新宮→亀山→八田(関西本線の名古屋の1つ手前)

一筆書きの切符にすることにより様々な場所を低コストで回ることができる。八田までにしたのは行きの新幹線で名古屋を通ってしまってるため。料金22,440円。ついでに行きののぞみ3号を京都までとる。基本的にこれ以外は特急に乗らない予定。乗るにしても乗り継ぎ先の接続が悪い時など乗れば効率的に回れるとき以外は乗らない予定。

1~3日目の宿は決めたもののその先の宿泊地は未定。行くところも未定。そんな壮大なぶらり途中下車の旅が始まる。

過去帳 20201101 大内宿


使用カメラ:キヤノン7 レンズ:CANONLENS50mm1:14 

使用フイルム:富士業務用100

 

自粛ばかりで最近出かけたネタが3回目にしてなくなりました。なので過去のお出かけから写真を持ってくることに。

当時出かけた列車のメモは廃棄済みなので、記憶と時刻表をもとに時間を掲載してます。が、記憶違いもありますのでご了承ください。

 

11月1日

ふと思い立ち龍王峡へ紅葉をみて、湯西川温泉駅に行って温泉に入ってこようと思い、金券ショップで東武株主優待券2枚を仕入れた。じつは株主になっているので自分の分が来るのですが、当時はなりたてでまだ来てない。次からは自分ので乗れると考えるとなんかいい気分。

墨田にある宮田ビールで知り合った東武の中の人が以前「篠崎さん。今度はまなすのドリームカーを2号車に連結するんですよ。ぜひ来てくださいよ」と言っていた。彼は転勤してしまい最近は会っていない。急行はまなすは思い出の列車。何度か寝台車に乗った。最後の年、寝台が取れず座席指定席を取ったが、割り当てられた座席はドリームカーではなく普通の座席。落胆はしたが隣の苫小牧までのおばさんと話し込んだのはいい思い出。

そんな中の人の話もあったし、SLではなくDLけん引の列車が走るとのことで、ついでに乗ることにした。実はあんまりSL興味ないんだよね。SLよりディーゼル機関車のほうが好きです。

当日朝浅草駅の窓口で下今市10時29分発DL大樹3号の指定を手に入れ・・・。あれ、3号車になってる。つくづくドリームカーに縁のない男である。次はちゃんと「ドリームカーで」って言おう。

 

東武鉄道伊勢崎線日光線 2611列車区間急行 南栗橋

浅草7時15分→南栗橋8時22分

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浅草入線。この先のホームの先は立ち入り禁止でドアカット。

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4番特急ホームにスペーシアが入線


この時間帯の東武は面白い運用をしている。地下鉄からの運用が準急になっており、浅草発着で区間急行が出ている。区間急行は北千住まで各駅に停車し、北千住から東武動物公園間で急行運転を行う。準急は曳舟から急行運転を行うが新越谷から各駅で急行運転区間がずれている。

浅草を出て、2つ目曳舟の駅に到着。同時に向かい側のホームに地下鉄からの準急東武動物公園行が入線。向かい合って区間急行と準急が止まる。パット見ると区間急行のほうが先に発車しそうだが先に出るのはこっち。

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メトロ準急

 

区間急行は北千住まで各駅に止まるのに対して、準急の次の停車駅は北千住。なので準急が先に出る。

ただ向こうの急行運転は新越谷まで。こっちは新越谷の先準急の終点東武動物公園まで急行運転。どうなるかというと準急は春日部で区間急行の待ち合わせをしてます。こういう運用が朝8時くらいまでやっています。わかりにくい。

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せんげん台で通過待ち。浅草にいたスペーシア

列車は順調に進み南栗橋へ。南栗橋からボックスシートの6050型の4両の普通列車が待っている。ちゃんと降りる際に車両の位置を合わせて座席を確保。

 

東武鉄道日光線 101列車 普通列車 新藤原行 南栗橋8時24分→下今市9時54分

時期なのか観光客が多くボックスの多くが埋まった。自分もカップルと相席。ちょっと気まずい。列車は6000系復刻塗装の車両。シートの布まで変えるという気合の入れよう。6050系は長距離用の車両で前任6000系を車体を載せ替えた車両。なので実際にこの塗装はやったことはない。普通の塗装はスペーシアに合わせた塗装で赤とオレンジの派手な奴。6000の塗装はスペーシアの前任デラックスロマンスカーに合わせた落ち着いた塗装。

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気球を上げていた。

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東武金崎駅で通過待ち中。これはこれで落ち着いていていい。

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まもなく発車します。

気まずいと思っていたカップルを見てふと思う。もし自分に相手ができたとしてこういうの付き合ってくれるのかなぁ。もちろん相手のことにも付き合うんだろうけど相手はどうなんだろう。変な旅が多いから不安。そういう相手を見つけ・・・見つからない気がする。そんなことを考えている間に列車は北進。定刻通り下今市に到着した。

 

東武鉄道鬼怒川線 3列車DL大樹3号鬼怒川温泉行 下今市10時29分→11時5分

道中、思ったことがある。カップルのことではなく紅葉が遅い。おそらく龍王峡だと染まってない。いっそのこと塔のへつりと大内宿へ行ってしまおう。そこまでいけばきっとバッチリなはず。

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DL大樹入線

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上りスペーシア

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6050通常塗装

大樹の座席は昔おばさんと話し込んだのと一緒の簡易リクライニングシート。途中で止まらず倒しこむか倒さないかの2択しかできないもの。むかしはこの座席で夜行列車がいっぱいあったんじゃ。東武だってボックスの6050で夜行やってたし、最近までスノーパルは座席の倒れない300系だった。

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この光景ははまなすではなかった光景。こんな日の高いときは走ってない

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新高徳

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鬼怒川温泉にてSL大樹と並ぶ

東武鉄道鬼怒川線野岩鉄道会津鬼怒川線会津鉄道会津線

1111列車 特急リバティ会津111号会津田島行(普通列車扱い)

鬼怒川温泉11時9分→会津田島12時19分

リバティはあんまり好きじゃない。人によっては「東武快速を駆逐した憎きやつ。」と文句言う人がいるが、私はそうは思わない。あれは時代の流れで仕方がないもの。私が好きじゃないのは料金。スペーシアと同額の特急料金が指定され、しかも午後割とかの割引設定が適用されないためどちらかといえば割高。なのにスペーシアに比べると新しい分きれいだけどしょぼい内装。それがきらい。きりふりと同じ昔の急行料金だったら喜んで乗るんですけどね。

リバティは昔、浅草発で会津田島まで結んでいた快速列車の置き換えでダイヤもおおむね同じ。なので純粋に特急置き換えにしてしまうと鬼怒川線野岩鉄道会津鉄道内で普通列車の本数が減ってしまう。そこでそれらの区間のみ乗車する場合は普通列車扱いで乗車することができる。まぁ停車駅もほぼ各駅なので。いやなのはほぼ各駅なのに浅草から通しで会津田島まで乗るともれなく野岩鉄道会津鉄道の特急料金が取られる。大した額ではないけど割高に感じるもう一つの理由。自分は策でこれを回避するのだけどそれはあとで。

新藤原を過ぎると列車は野岩鉄道へ谷を鉄橋で渡り山はトンネルでぶち抜く最近の鉄道路線。自分は好き。まぁトンネル多くて写真スポットは少ないのだけど。

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野岩鉄道の車窓

新藤原から先の切符は持ってないので車掌さんから会津鉄道塔のへつり駅まで購入。列車は快調に飛ばし会津鉄道との境界会津高原尾瀬口へ。

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列車交換まち

この駅はよくスノーパルで利用する。安くたっぷり滑れるのでよく使う。ただ2021年は使わなかった。というか走らなかった。スノーパルのリバティは好きです。リクライニングするから。

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国鉄時代の転車台

会津鉄道は今でこそ東武との結びつきが強いけど昔は国鉄会津線だった。下今市から分岐して北上、会津若松を通りさらに北上し米沢まで野岩羽線という計画。その一環で会津線が作られた、がここで南進が止まってしまう。南側は建設は進んだものの完成直前で凍結、会津線は赤字から廃止になることになった。しかし自治体が拾った。建設中の区間も拾われた。建設中の新線は野岩鉄道に、会津線会津鉄道になった。今は浅草から1本だけど野岩鉄道ができる前は会津若松まで列車で出るかバスで峠を越して鬼怒川温泉にでなければならなかった。この転車台は若松からSLが来た頃の名残。数年前の野岩鉄道30年記念ツアーで近くまで行った。会津鉄道の担当者曰く「草刈りしてきれいにしたら回りました」と言いながらぐるぐる回してた。

 

会津鉄道会津線 3314D列車 快速リレー111号会津若松行 

会津田島12時27分→塔のへつり12時49分

紅葉シーズンなのもあり、リバティも混んでいたが、連絡するこの列車も混んでいた。座れたもののあとから乗ってきた老夫婦がきょろきょろ。だけど席が空いてないから奥さんを座らせて旦那さんは立っている。ちょうど奥さんとは通路挟んで隣。旦那さんに声をかけて譲った。20分だからね。

塔のへつりは想像通りいい具合。ただカメラのフイルムは良くない感じ。龍王峡だけのつもりだったから予備のフイルムを持ってきていない。なのであんまり撮ってない。

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塔のへつりの奇岩

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渓谷

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きれいに染まっていた

会津鉄道会津線 3158D 快速AIZUマウントエクスプレス3号会津若松

塔のへつり13時48分→湯野上温泉13時53分

広田タクシー 猿遊号(バス)7便 湯野上温泉駅13時55分→大内宿14時15分

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塔のへつり駅

再び会津鉄道で北上。といっても1駅。そこからバスで大内宿へ向かう。湯野上温泉は有人駅なので駅で清算。時間もないので急いでバスへ。「おねーさんちょっと待って乗るからー」と添乗員のおばさんに声をかけてダッシュ。「そんなに急がなくっても乗り継ぎをまってるから大丈夫よ」と言われた。普段はクラシック調のバスが使われているが多客を見込んで観光バスだった。観光案内が終わるとおばさんと雑談タイムに。話を聞くと「2020年の冬は雪がなかったので雪まつりが中止になってしまった」こと「例年に比べれは人が少ないこと」を聞いた。バスは大内宿へ。帰りのバスのことを聞いておいた。帰りのバス8便は下郷町を回り塔のへつり駅を経由して湯野上温泉へ向かう唯一の便。自分は塔のへつりで列車に乗るつもりだが、乗り換え時間が少ない。そのため遅れの可能性があるか聞いておく必要があった。幸いほとんど遅れないとの回答を得た。

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猿遊号。

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紅葉の大内宿

大内宿は夕方なのもあるのかコロナだからなのか日曜日にしては少ない印象。

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あざやかな日本の原風景

おばちゃんにも話したが、大内宿は東京から行きやすく四季折々の風景が気軽に見れ非常にいい。ちょっと外れると農村にもなるので写真映えはすごくする。

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農村の風景

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かやぶきと畑

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森の中の記念碑

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ほこら。これが最後の写真。


大内宿でフイルムは終わった。といってもこの先帰るだけだし、もう日も暮れるので撮れないのだけれども。

広田タクシー 猿遊号8便 大内宿15:05→塔のへつり駅15:40
会津鉄道会津線 2313D列車 普通列車会津田島行 塔のへつり15:43→会津田島16:13

猿遊号8便は下郷町を回っていく。中山の大ケヤキと長寿の清水を経由して塔のへつり駅へ。おばちゃんの軽快なトークを聞きつつ雑談しつつ。8便から塔のへつりで列車に乗る人はいないとのこと。列車に接続することも知らないようだった。降りる際おばちゃんからは心配された。ただ列車は若干遅れていた。

会津鉄道会津線野岩鉄道会津鬼怒川線東武鉄道鬼怒川線

332列車 普通列車下今市行 会津田島16:38→下今市18:14

東武鉄道日光線伊勢崎線 1022列車 特急きぬ48号浅草行

下今市18:15→浅草20:05

今回は使わないけど会津鉄道野岩鉄道から安く特急で帰る方法。それはリバティを下今市で降りてしまい、後続のスペーシアで帰る。午後割や夜割が効くならなお良し。そしてしょぼい座席ではなく豪華なスペーシアで帰れる。せこいです。

会津田島塔のへつりから新藤原までの乗車券と特急券と飲み物を購入。普通列車はおなじみ6050系6000系時代から数えてすでに50年以上。6050系になってから30年。もちろん6050系として新しく作られたグループもあるけれど長年の長距離運用で相当がたがきてているはず。日比谷線乗り入れで使っていた車両が日光線ローカル運用に入ってきている。6050系の終着駅は近いのかもしれない。まぁ普通の時に普通に乗れるのが一番いいです。

下今市からはスペーシア。シートもよく快適な旅。終点浅草について切符を・・・あれ帰りの株主優待券がない。どうも会津田島の駅で買い物中落としたらしい。改札で事情を説明。新藤原からの運賃を支払うのであった。

 

20210423 小湊鉄道・養老渓谷

使用機材

カラー

Konica II フイルム:富士フイルム業務用100(前回の弘前のコマ埋めを兼ねて)

 

「4月中に休みをあと1.5日とってな」

関西出身で関西なまりのある、マイボスにそういわれた。年5日の有休消化の話である。「では16日に半日、23日に1日とります」。16日は弘前にいく夜行バスに乗りやすくするために取った。

23日は特に考えていなかった。ただ弘前で使ったカメラのフイルムが余っていてコマ埋めにはいこうと思っていた。前日たまたまよく写真を一緒に撮りに行く親戚Kが休みとのことで写真を撮りにくことにした。候補は銚子電鉄小湊鉄道銚子電鉄は以前行ってるし、遠いから小湊鉄道になり、五井駅9時集合ということで決まった。

 

小湊鉄道 13列車五井9:10→海士有木9:19 18列車海士有木9:46→五井 9:54

たまたま里山ロッコの運転日だったのでそれに乗ろうという話にはなっていた。ただ五井駅10:23分発だったので、その前に古い駅舎がある五井から2つ目海士有木の駅へ行こうということになった。五井駅ではICカードの場合、簡易改札にタッチし出札しなければならないがKはそれを知らなかったよう。そのまま行こうとしていた。もうちょっと派手に書いたほうが良いんじゃないかな。1日フリー切符を購入し小湊鉄道のホームへ。

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五井機関区

 

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キハ200 上総中野行 後期のユニット窓

 

小湊鉄道の主力車両キハ200型は旧国鉄制式エンジンであるDMH17を搭載している。これは戦前のガソリンエンジンディーゼル仕様に変え開発したエンジンで、設計完了は1941年(昭和16年)というものすごく旧式エンジンだ。戦後国鉄が当時唯一使い物になっているエンジンで、当時でも旧式であると分かっていたが採用された。キハ200型がDMH17を採用したのは当時非電化であった内房線(当時は房総東線)の列車に連結して千葉まで乗り入れるため。実際に登場後数年やったらしいが電化されてしまったので取りやめてしまったそうだ。保守を統一するため1977年まで少しづつ作っていったので最後の車両213号214号は最後のDMH17搭載車両として製造されています。

カラカラカラという独特のアイドリング音を聞きながら海士有木駅へ。

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海士有木発車

ここは五井から最も近い古い駅舎が残っている駅。自分はここまでは以前来たことがある。その時はすでに日が暮れて写真を撮っていない。

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駅舎

小湊鉄道には開業当時の駅舎が残っている駅が多数ある。海士有木もその一つでこれらは国の登録有形文化財に登録されている。また東京から近く古い車両と古い駅舎ということもありCMなどで多く使われている。

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改札

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ツバメが巣を駅の中に作ってた

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五井行 初期の非ユニット窓車。窓の角が丸い

海士有木駅を堪能したあと里山ロッコに乗るため五井に戻る。

 

小湊鉄道 里山ロッコ3号 五井10:23→養老渓谷12:38

五井の駅でトロッコの当日券を購入。事前予約もできるが前日夜に急に決めた今回のお出かけ。予約できるわけもなく当日券頼み。平日だったこともあり買えた。しかし平日でもそこそこの売れ行きなので休日乗る際は予約することを強く勧めます。

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ロッコ入れ替え中

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SLを模した機関車。ディーゼルであることロットがないことを除けばリアル

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機関士の会話

五井の駅でお弁当とコーヒーとパンがセットになったトートバック付き軽食セットを購入。トロッコは定刻通り発車した。

途中、上総牛久・里見では20分程度停車しており途中下車してトイレ休憩と駅周辺を撮影した。もちろん道中お弁当も食べた。

放送では国鉄制式オルゴールである「アルプスの牧場」が流れる。雰囲気はいい。でもこれを書いていて気が付く。これ、客車列車だからオルゴールは「ハイケンスのセレナーデ」じゃね?まぁどうでもいいか。わかる人にしかわからないし。

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通過中

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牛久駅前タクシー会社

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牛久駅

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交換まちするSL(もどき)とド昭和ディーゼルカー

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何でもそうなんだけど小湊鉄道はモノクロのほうが映えそう・・・

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里見駅にて

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里見駅

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交換列車

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タブレット交換

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だんだん里山になっていく風景

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終着養老渓谷にて

小湊鉄道バス 養老渓谷駅←→粟又の滝

せっかく養老渓谷に来たのだからトロッコで帰るのではなく粟又の滝へ行こうという話になった。バスで粟又の滝へ。バスを降りるとちょうどカフェの開業式典をやっていた。町も絡んでるらしく町長っぽい人がいた。そんな新しいカフェの横に滝まで降りていけると書いてあったので降りていくと・・・。

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廃墟。サクラのカメラでサクラカラーを撮る

何とか整備されているけど廃墟で雰囲気は最高。でも大丈夫なのかなと降りていくと、普通に降りれた。でも上からは行けると新しい看板で書かれていて下にはロープ張って入れなくしてるのはやめてほしかった。結局入って大丈夫だったのかな?

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粟又の滝

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養老渓谷沿いを歩く

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滝 低速で撮ろうとしたので手振れがひどい

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歩いていて気持ちいい

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お寺

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の鐘。

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里山だね

一通り回ってバス停に帰ってくると式典は終わっていた。例のカフェは次の日24日からオープンという話だったが、お客さんを入れていた。話を聞くとプレオープンでメニューも限られた中でいいのであればということなのでせっかくなので入った。手作りジンジャーエールとイチゴのジェラートを注文。かなりおいしかったです。

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カフェ YAMANEKOジェラート 自販機の裏に例の看板が・・・

小湊鉄道 32列車 養老渓谷16:26→五井17:30

バスで養老渓谷駅に戻った。列車まで30分程度あったのでお土産を購入し、自分は駅の足湯へ。養老渓谷は温泉街もある。というのも東京東部から房総半島にかけては南房総ガス田というのが存在する。ガスと一緒に出てくるのが黒い温泉。10年ほど前、渋谷の温泉施設が爆発し死者が出たことがある。これも南房総ガス田。話題になってないのもあるけど、ちょくちょくこのガス田が悪さして爆発事故を起こしてる。戦時中、小湊鉄道が終点上総中野で接続する木原線(現在のいすみ鉄道)ではこのガス田のガスを利用して燃料統制で燃料が手に入らなくなったガソリンカーを走らせている。地元の人では黒い温泉とガスは切っては切れない関係なのだ。足湯よかったです。写真はないです。

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夕方の気動車 丸窓の初期車。冷房車のステッカーがナウいですね

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車内

五井への列車は学生の帰宅ラッシュで混雑。そして気が付く。DMH17のエンジン音を楽しみたいなら上り勾配が多い上総中野方面のほうが良いんじゃ・・・。後の祭り。また行こう。

 

20210416~18弘前 ふらいんぐうぃち聖地巡礼 その2

4月18日。5時半に起きたのでせっかく源泉かけ流しの宿を取ったので朝風呂へ。

このご時世もともと人も少ないけど早い時間の朝風呂になると誰もいない。のびのびとつかることができた。朝食を食べチェックアウト。大鰐駅へ向う。

 

弘南鉄道大鰐線 5列車大鰐8:25→中央弘前9:05

2日目は当初聖地までバスで行くつもりであったが、自由度を上げるため貸自転車を借りて回ることにした。前日夜に地図を見たところ、ちょっと遠いものの自転車で十分な距離であったためと、道中のスポットも回れる利点がある。中央弘前駅の近くにまちなか情報センターというのがありそちらで借りられることも調べて、近くにも聖地があるのでちょうどいい。その情報センターの9時開館に合わせ列車をえらんだ。

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大鰐駅北口

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情報センター前。変なポーズしてみたいけど昼間。

レンタサイクル

弘前のレンタサイクルは私が小学生の時にはあった。当時は10時からだったような気がする。あの時は浅虫温泉に泊まり、そこから弘前に出てきた。新青森は棒ホーム1本のちっこい無人駅で本当にこんなところに新幹線が来るのか怪しい駅だった。

レンタサイクルを借りたものの昨日からの問題が心配になる。モノクロのフイルムのがもうすぐ撮り終える問題。16枚取れるカメラでフイルムを2本持ってきた。しかしすでに2本目。カウンターは9を指している。今の世の中、旅行中フイルムなんかなかなか手に入らない。手に入ったとしても35mmのカラーネガフイルム。モノクロなんか手に入らない。ましてやチェコの120のフイルムなんかね。フイルムに心配しつつ自転車で下湯口へ向かうのであった。

下湯口。主人公が住む街。きっと小さな普通の街なのはわかってる。でもそんな街でもいいところはある。写真を撮っても面白い。知らない道を進み、時には地図を見ながら進むとなぜか見慣れたお店が見えてきた。

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相馬アイスクリーム店

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漫画だと正面の絵だけど、写真だと正面からとるとレンズの関係で全部入らないのです。

時間も早いのでまだ開店前。相馬アイスクリーム店は帰りに寄ることにし、さらに先へ下湯口へ向かうことにした。

千夏が通っているであろう小学校を通り過ぎた後またも見たことある建物が。

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雨上がりだけど水たまりがあんまりない・・・。

そしてついにやってきた。

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下湯口バス停

下湯口のバス停。漫画の一番最初のシーン。物語の始まり。ついにやってきた。

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漫画っぽい

ちょうど当初乗るバスがやってくる時刻。バスと一緒に撮ろうと待っていたところ、フイルムを巻き忘れるという凡ミス。バスは颯爽と通過していってしまった。
今回の聖地巡礼で行かないところというのを2つ決めていた。1つは主人公たちの家のモデルの家。この下湯口にあるとは聞いたが、あくまで一般住宅。普通の関係ない人が住んでいる。そんなのに写真を撮っていたら住んでる人からしたらいやでしょ。なので探さないし、もし見つけてしまっても写真を撮らないと決めていた。幸い見なかったが。2つ目が主人公が通っている学校。弘前学院聖愛中学高等学校がモデルというのは知っているし、大鰐線に駅があるのも知っている。でも行かない。だってカメラもって学校撮ってたら変質者に見えてしまうかもしれない。生徒や教員に気を使わせてしまうのは良くない。なので行かない。

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カラスストーム神社

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空を見上げる

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UFOって見たことあります?

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チトナビで散歩。なんか埃ぽいのが入っていますがネガを確認したところ傷みたいです。

一通り回ったあと相馬アイスクリーム店でアイスクリームを食べる。席は主人公たちが座った場所で。市内への帰りもう1つ聖地へ。

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わ。

レンタサイクルはまだ返却せずもう市内で1か所回るところがある。

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なおちゃんち。石場家住宅。と書くと一般住宅っぽいが酒屋さん

石場家住宅。酒屋さんで重要文化財に指定されている。小学生のとき来た時から観光案内に記載されていて漫画で見たとき一発で分かった。実は弘前城の脇にあり、下湯口にはない。漫画では居候先にいとこの中学の同級生が住んでいる設定ですが、リアルだと学区が違うかと・・・。

この後自転車を弘前観光館で返却。駅と情報センターと観光館の好きなところで貸し出し返却できるのは便利。例年弘前城はさくらまつりの期間中場内に駐輪場が用意されているのだかこのご時世と、満開だけど本開催前だからなのか用意されていなかった。本当は駅で返すつもりだったがお城に自転車が止めれないので返却。

徒歩

返却後お城へ。今年は開花が早く、さくらまつりの開催前に満開になってしまった。なので準祭り体制ということになっていた。

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満開の桜

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お化け屋敷。漫画でも出てきた。何度か来たけどさくらまつりの時毎回いる気がする

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犬養さんが占いしているところ

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今年はお酒飲めません。なので起きたら犬になってたということは・・・

この一枚でモノクロが終了。何とか持たせた感じ。もう1本持っていけばよかった。

このあと青森銀行の記念館へ

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ここは漫画で出てこないよ

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でも雰囲気がいい

もう一度近くの三上ビルへ

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桜を入れて撮りたかった

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ついでにピロティー

このあとバスで弘前バスターミナルへ。虹のマーケットに行ったが日曜定休。当たり前のことを失念していた。

このあと列車に乗る。帰りの新幹線に乗るだけであれば1時間後ので良い。でも1か所行きたいところがあった。漫画は関係なしに。

奥羽本線 661M 弘前15:34→青森16:25

青森駅の駅舎が新しくなった。そのため旧駅舎は解体される。その前に見て、写真を撮りたかった。青森駅、小学生のころ家族旅行で上野発の寝台特急はくつるに乗った。初めての夜行は臨時大垣夜行であったが、寝台は初めて。初めて青森に降りた感想は、「県庁所在地のわりに小さな駅だな」というのが感想。次の日弘前に行き弘前のほうが大きいと感じた。それは当たり前で明治以降発展したのが青森で、ずっと中心だったのは弘前なのだから。改札には駅員さん。津軽海峡線は快速海峡。そういう時代。そのあと3年続けて青森に毎年来たが新幹線が八戸に延伸して快速海峡から特急白鳥になった以外は変わらなかった。10年後、新幹線があの新青森まで延び、大学生になり再び訪れたが改札が自動になった以外変わらなかった。たぶん青函連絡船がなくなった時から変わってないんだろうな。

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青森駅

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最初来た時に比べ外観が装飾されて小綺麗にはなっている

コードギアスというアニメでミレイ会長が行ってた言葉を思い出す。「変わらないものってないのよ」。青函連絡船がなくなり30年以上。上野発の夜行列車は当の昔に無くなり、新幹線も伸びてきてついに北海道へ。青函の拠点であった青森駅は隣の元「怪しいちっこい駅」に役目を渡した。でも青森の駅は変わらなかった。でもこれでおしまい。これから変わるのだ。自分はここから急行はまなすに乗った。あけぼのも乗った。蟹田までだけど快速海峡も乗った。はつかりも。青函連絡になっていたけど白鳥も。さらば旧駅舎。あ、ひらがなのあおもり駅は新駅舎でも残してほしいな。これないと物足りない。

奥羽本線 670M 青森16:45→新青森16:50

東北新幹線 3040B はやぶさ40号 新青森17:22→上野20:26

山手線 上野→秋葉原

新幹線は流行りの新幹線eチケットサービスでトクだ値で半額で乗った。感想?。正直使いにくい。切符であれば乗り降りの駅で買える。今回の場合弘前から秋葉原まで。でもEチケットは新幹線の乗車区間だけ。つまり新青森から上野までの切符しかない。確かに半額で普通に切符を買うより安いんだけど、切符であれば東京都区内区間になり追加料金なしで上野から秋葉原で降りれるのに上野で初乗り取られるのが腹立つ。まぁ「ぷらっとこだま」のようなパッケージ旅行扱いだと思えばいいんのだけど。席も紙に書いてあるわけではないので、あらかじめ紙で出しておくかスマホで見るか。自分は電話はガラホタブレットでネットと分けているのでタブレットださないといけない。切符もないから旅行の記念にもならない。自分のKitacaで乗るだけ。味気ない。

「変わらないものなんてないのよ」。CV大原さやかで言われたような気がした。

 

弘前 ふらいんぐうぃち聖地巡礼 Fin