使用カメラ
使用機材
カラー
モノクロ
Konica II フイルム:FomaPan100
え、モノクロの写真がないって?実は1本目の巻き上げの際フイルムが切れてしまったのです。暗箱で開ければどうにかなりますが、そんなものありません。旅行はまだ2週間近くあるのであきらめました。そのため3日目以降しかないのです。これから出る予定。
6月22日
一畑電車 特急スーパーライナー 305列車 電鉄出雲市7時17分→川跡7時23分
急行 4列車 川跡7時25分→出雲大社前7時35分
この日はまず出雲大社に向かう。まずは一畑電車が誇る特急スーパーライナー。松江しんじ湖温泉まで通常1時間ほどを43分で結ぶ自慢の特急電車。ただ平日朝松江方面のみ。自家用車やJRへの対抗列車なのだろう。途中川跡から大社方面に乗り換え。
出雲大社はお参りだけ。朝なので誰もいない。そういえば去年モックンが旅は時間をずらすと面白いというCMをやってたな。コロナで人込みを避けましょうのいとだったのだろうけどね。
ちなみにこの旅行ではもう一つタイシャーに行く予定ではある。
お参りを済ませて駅へ駅の横にはデハニ52がいるので見学。
このデハニ50形電車は2009年に引退するまで自動ドアを装備したことがない。営業運転していた電車の中で最後の手動ドアであった。引退時お座敷電車になっていたが、「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」という映画の撮影のため映画の美術スタッフにより座席が作られた。映画撮影後デハニ52は完全引退した。座席は張りぼてではなく手が込んでおりあとから作られたものとは思えない作り。きっと手の込んだ映画なのだろう。機会があれば見てみたいと思った。
308列車 川跡9時28分→電鉄出雲市9時37分
出雲市へ戻り山陰本線へ。川跡での乗り換え列車はスーパーライナーの折り返しであった。
江津には日露戦争のころイルティッシュ号という船が漂着した。日本海海戦で大破し、何とか江津の和木までやってきた。ぼろぼろのもう沈みそうなロシア船を見た和木の人々は大騒ぎになったそうだが白旗をが上がり、船員が脱出しているのを確認するとすぐに救助に向かったそうだ。中には脱出ボートが波にあおられ転覆してしまうことがあったが和木の海の男たちが飛び込み救助した。結果235名が助かった。地元人は炊き出しを行いケガの治療を行った。翌日、イルティッシュ号の乗員は軍に引き渡され捕虜として扱われた。その翌年から人々がロシア人たちを思い出し飲みあうのが慣習化した。戦時中中断された時期もあるそうだが今もロシア祭りとして行われている。そして江津市和木には慰霊碑があるそうだ。ぜひ行きたいとのことで寄ることにした。
駅を降り、観光案内所へ・・・あれ、定休日。貸自転車も見えるんですが・・・。グーグルマップで場所を確認。バスもあるが行ったばかりで次は1時間後。そもそもどのバス停で降りればいいのかわからない。歩いて行って帰りバスで戻ろう。
暑いぜアツクテシヌゼ。いや本当に。自販機もなければコンビニもない。自転車が欲しい。と30分。グーグルマップで慰霊碑があるというポイントへ。しかし・・・ないぞー。調べたところ近くの公民館へ移動したそうだ。バス停に和木公民館ってあったよ・・・。近くの公民館へ。
踏切を渡り公民館にそれはあった。
結局、迷ったのもあり40分以上歩いた。超暑かった。写真を撮り公民館でトイレを借りバス停へ。バスは・・・10分前に行ったばかり。次は1時間後とぼとぼ歩いていると後ろからバスが・・・。だからバスは嫌いなんだ。結局歩き。とぼとぼ。すでにお昼。おなかは減るしバスは行っちゃうし最悪。歩いてたら中華料理店が、冷やし中華の登りに誘われ最寄りのバス停の時間を確認し入店。食べたのは台湾風冷やし中華だったかな。おいしかったです。食後バスに乗り江津駅へ。予定の列車はまだなので三江線の廃線跡をたどりながら江津本町の方へ。
山邊(やまのべ)神社には旧江津町役場が。
旧江津郵便局もあり山陰本線ができるまで町の中心であったというのがよく分かった。
亀山城の跡もあった。お城はその後豪邸が建てられたそうだ。2つの史跡が混ざっている。
イルティッシュ号慰霊碑が目的だったが収穫が多かった。今度涼しい時期にゆっくり来ようと思った。ちゃんと自転車を借りて。
山陰本線 快速アクアライナー 3435D 江津15:11→折居16:15
折居駅の近くにドライブイン日本海という自販機ばかりのドライブインがある。以前山陰本線で迂回貨物列車を撮りに来た際見つけたものだ。当時は飯時でもなかったので飲み物を買っただけだったがすごい気になる自販機があった。せっかくなので早めの夕食として食べに行こうと思い途中下車。
うどんとそばの自販機。現存するのはあまりないそうだ。伊勢崎の方にあるとのうわさを聞いたことがある。仕組みとしては、あらかじめ茹でておいた麺と具をお椀に入れておかれたものが中に用意されていて、購入されるとアツアツの出汁がかけられ出てくる仕組み。最初天ぷらうどんを購入。麺の下に天ぷらが埋もれておりしっぽだけが見える状態で出てくる。味は、まぁ普通。もしかするとまずいかなと思っていたのである意味期待外れ。確かにパーキングエリアの食堂に比べれば味は劣るけど普通に食べられる。340円ならこんなもんでしょ。調子に乗ってにくそばも購入。こっちも340円。こっちも普通。ある意味裏切られる。
食べ終わったもののちょっと時間があるので近くの海岸へ。
駅がリニューアルされカラフルになっていてすごくいい。
山陰本線 433D 折居17:34→益田18:05
益田行の列車はキハ120の2両であった。16m級の小型車。車内は学生が多い。本当は折井の3つ先の鎌手にある民宿に泊まりたかったがビジネス客で満員であった。仕方ないので本日の宿は萩である。益田では1時間ほどあるので靴屋を探す。前日出雲でも探したところ駅前にはなく100均でゴム系接着剤を買って応急処置したものの今日もはがれてしまった。早急に靴が欲しい。しかし駅前にはなく、離れたところにはあるものの、列車までに戻ってこれる自信がない。そして乗る列車は萩方面の最終。泣く泣くあきらめることにした。
山陰本線 1577D 益田19:11→東萩20:02
まだ明るいのに最終列車。まぁ午前中に最終だった駅もあったし、乗車したこともあるから驚きはしない。
景色が良いところを通るのだけれども、だんだん日が暮れて真っ暗になり景色が見えなくなってしまった。乗客もいない。完全に夜汽車。
東萩で降り、ホテルへチェックインすると萩市内で使える2000円分の商品券がもらえた。期限は9月30日まで。指定の施設やホテルで使えるそうだ。ホテルは次回以降の利用との条件付き。まいったなぁ。9月末までに再度萩は来ないし来れない。そして明日の列車は9時14分。使う時間がほぼない。でも使わないと紙屑になってしまう。きっと市が施設のためにやっているので使ってはあげたい。どうしたものか。
靴は再修理。前日の修理より接着剤多めで試してみる。ちょっとはみ出てしまい靴が汚れてしまったが何とかついた。これでだめなら明日下関に行くので時間を作って買わねばならぬ。商品券と靴のことで頭を抱えながらベットに入るのであった。