20210416~18弘前 ふらいんぐうぃち聖地巡礼 その2

4月18日。5時半に起きたのでせっかく源泉かけ流しの宿を取ったので朝風呂へ。

このご時世もともと人も少ないけど早い時間の朝風呂になると誰もいない。のびのびとつかることができた。朝食を食べチェックアウト。大鰐駅へ向う。

 

弘南鉄道大鰐線 5列車大鰐8:25→中央弘前9:05

2日目は当初聖地までバスで行くつもりであったが、自由度を上げるため貸自転車を借りて回ることにした。前日夜に地図を見たところ、ちょっと遠いものの自転車で十分な距離であったためと、道中のスポットも回れる利点がある。中央弘前駅の近くにまちなか情報センターというのがありそちらで借りられることも調べて、近くにも聖地があるのでちょうどいい。その情報センターの9時開館に合わせ列車をえらんだ。

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大鰐駅北口

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情報センター前。変なポーズしてみたいけど昼間。

レンタサイクル

弘前のレンタサイクルは私が小学生の時にはあった。当時は10時からだったような気がする。あの時は浅虫温泉に泊まり、そこから弘前に出てきた。新青森は棒ホーム1本のちっこい無人駅で本当にこんなところに新幹線が来るのか怪しい駅だった。

レンタサイクルを借りたものの昨日からの問題が心配になる。モノクロのフイルムのがもうすぐ撮り終える問題。16枚取れるカメラでフイルムを2本持ってきた。しかしすでに2本目。カウンターは9を指している。今の世の中、旅行中フイルムなんかなかなか手に入らない。手に入ったとしても35mmのカラーネガフイルム。モノクロなんか手に入らない。ましてやチェコの120のフイルムなんかね。フイルムに心配しつつ自転車で下湯口へ向かうのであった。

下湯口。主人公が住む街。きっと小さな普通の街なのはわかってる。でもそんな街でもいいところはある。写真を撮っても面白い。知らない道を進み、時には地図を見ながら進むとなぜか見慣れたお店が見えてきた。

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相馬アイスクリーム店

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漫画だと正面の絵だけど、写真だと正面からとるとレンズの関係で全部入らないのです。

時間も早いのでまだ開店前。相馬アイスクリーム店は帰りに寄ることにし、さらに先へ下湯口へ向かうことにした。

千夏が通っているであろう小学校を通り過ぎた後またも見たことある建物が。

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雨上がりだけど水たまりがあんまりない・・・。

そしてついにやってきた。

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下湯口バス停

下湯口のバス停。漫画の一番最初のシーン。物語の始まり。ついにやってきた。

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漫画っぽい

ちょうど当初乗るバスがやってくる時刻。バスと一緒に撮ろうと待っていたところ、フイルムを巻き忘れるという凡ミス。バスは颯爽と通過していってしまった。
今回の聖地巡礼で行かないところというのを2つ決めていた。1つは主人公たちの家のモデルの家。この下湯口にあるとは聞いたが、あくまで一般住宅。普通の関係ない人が住んでいる。そんなのに写真を撮っていたら住んでる人からしたらいやでしょ。なので探さないし、もし見つけてしまっても写真を撮らないと決めていた。幸い見なかったが。2つ目が主人公が通っている学校。弘前学院聖愛中学高等学校がモデルというのは知っているし、大鰐線に駅があるのも知っている。でも行かない。だってカメラもって学校撮ってたら変質者に見えてしまうかもしれない。生徒や教員に気を使わせてしまうのは良くない。なので行かない。

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カラスストーム神社

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空を見上げる

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UFOって見たことあります?

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チトナビで散歩。なんか埃ぽいのが入っていますがネガを確認したところ傷みたいです。

一通り回ったあと相馬アイスクリーム店でアイスクリームを食べる。席は主人公たちが座った場所で。市内への帰りもう1つ聖地へ。

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わ。

レンタサイクルはまだ返却せずもう市内で1か所回るところがある。

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なおちゃんち。石場家住宅。と書くと一般住宅っぽいが酒屋さん

石場家住宅。酒屋さんで重要文化財に指定されている。小学生のとき来た時から観光案内に記載されていて漫画で見たとき一発で分かった。実は弘前城の脇にあり、下湯口にはない。漫画では居候先にいとこの中学の同級生が住んでいる設定ですが、リアルだと学区が違うかと・・・。

この後自転車を弘前観光館で返却。駅と情報センターと観光館の好きなところで貸し出し返却できるのは便利。例年弘前城はさくらまつりの期間中場内に駐輪場が用意されているのだかこのご時世と、満開だけど本開催前だからなのか用意されていなかった。本当は駅で返すつもりだったがお城に自転車が止めれないので返却。

徒歩

返却後お城へ。今年は開花が早く、さくらまつりの開催前に満開になってしまった。なので準祭り体制ということになっていた。

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満開の桜

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お化け屋敷。漫画でも出てきた。何度か来たけどさくらまつりの時毎回いる気がする

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犬養さんが占いしているところ

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今年はお酒飲めません。なので起きたら犬になってたということは・・・

この一枚でモノクロが終了。何とか持たせた感じ。もう1本持っていけばよかった。

このあと青森銀行の記念館へ

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ここは漫画で出てこないよ

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でも雰囲気がいい

もう一度近くの三上ビルへ

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桜を入れて撮りたかった

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ついでにピロティー

このあとバスで弘前バスターミナルへ。虹のマーケットに行ったが日曜定休。当たり前のことを失念していた。

このあと列車に乗る。帰りの新幹線に乗るだけであれば1時間後ので良い。でも1か所行きたいところがあった。漫画は関係なしに。

奥羽本線 661M 弘前15:34→青森16:25

青森駅の駅舎が新しくなった。そのため旧駅舎は解体される。その前に見て、写真を撮りたかった。青森駅、小学生のころ家族旅行で上野発の寝台特急はくつるに乗った。初めての夜行は臨時大垣夜行であったが、寝台は初めて。初めて青森に降りた感想は、「県庁所在地のわりに小さな駅だな」というのが感想。次の日弘前に行き弘前のほうが大きいと感じた。それは当たり前で明治以降発展したのが青森で、ずっと中心だったのは弘前なのだから。改札には駅員さん。津軽海峡線は快速海峡。そういう時代。そのあと3年続けて青森に毎年来たが新幹線が八戸に延伸して快速海峡から特急白鳥になった以外は変わらなかった。10年後、新幹線があの新青森まで延び、大学生になり再び訪れたが改札が自動になった以外変わらなかった。たぶん青函連絡船がなくなった時から変わってないんだろうな。

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青森駅

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最初来た時に比べ外観が装飾されて小綺麗にはなっている

コードギアスというアニメでミレイ会長が行ってた言葉を思い出す。「変わらないものってないのよ」。青函連絡船がなくなり30年以上。上野発の夜行列車は当の昔に無くなり、新幹線も伸びてきてついに北海道へ。青函の拠点であった青森駅は隣の元「怪しいちっこい駅」に役目を渡した。でも青森の駅は変わらなかった。でもこれでおしまい。これから変わるのだ。自分はここから急行はまなすに乗った。あけぼのも乗った。蟹田までだけど快速海峡も乗った。はつかりも。青函連絡になっていたけど白鳥も。さらば旧駅舎。あ、ひらがなのあおもり駅は新駅舎でも残してほしいな。これないと物足りない。

奥羽本線 670M 青森16:45→新青森16:50

東北新幹線 3040B はやぶさ40号 新青森17:22→上野20:26

山手線 上野→秋葉原

新幹線は流行りの新幹線eチケットサービスでトクだ値で半額で乗った。感想?。正直使いにくい。切符であれば乗り降りの駅で買える。今回の場合弘前から秋葉原まで。でもEチケットは新幹線の乗車区間だけ。つまり新青森から上野までの切符しかない。確かに半額で普通に切符を買うより安いんだけど、切符であれば東京都区内区間になり追加料金なしで上野から秋葉原で降りれるのに上野で初乗り取られるのが腹立つ。まぁ「ぷらっとこだま」のようなパッケージ旅行扱いだと思えばいいんのだけど。席も紙に書いてあるわけではないので、あらかじめ紙で出しておくかスマホで見るか。自分は電話はガラホタブレットでネットと分けているのでタブレットださないといけない。切符もないから旅行の記念にもならない。自分のKitacaで乗るだけ。味気ない。

「変わらないものなんてないのよ」。CV大原さやかで言われたような気がした。

 

弘前 ふらいんぐうぃち聖地巡礼 Fin