20210620~20210704 山陰・山陽・紀伊半島放浪記 その9

倉敷より列車の本数が多い区間が多くなりますので天王寺まで基本的には列車の時間は省きます。今回の旅は文字通り放浪でしてその場で乗る列車を決めていてメモにも残していないためです。

 

使用カメラ

カラー

イカIIIC フイルム:富士フイルム業務用100

モノクロ

Konica II フイルム:FomaPan100

 

6月28日

倉敷で1泊したのでは翌朝に水島臨海鉄道国鉄型に乗り撮影するためであった。まず6時57分の列車に乗車。この列車は国鉄型である。この日はキハ37が運用に入っていた。三菱自工前駅まで乗車。

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三菱自工前にて折り返し

折り返し7時28分倉敷市行きに乗車し途中の福井駅で下車し倉敷市で折り返してくるキハ37を狙う。

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朝に三菱自工前から乗る人はおらず車内撮影ができた

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福井駅に停車中の軽快気動車

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国鉄型が到着

倉敷に戻りそこから岡山へ向かう。

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倉敷駅前のからくり時計

山陽本線 倉敷→岡山

岡山は特に行先は決めていなかった。ただお昼はJR貨物食堂に行こうと決めていた。とりあえず市内電車の終点清輝橋へ。

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清輝橋

そのあと戻ってもう一つの終点東山へ。

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東山

そんなに長い路線ではないのであっさり全線走破。もどり岡山城と後楽園に行く。

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岡山城

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後楽園

これで日本三大庭園の2つを制覇。あと1つになった。最後?偕楽園です。一番近いのに行ったことがない。

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非常に景色が良い

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蓮田

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だてに日本三大じゃない

岡山駅に戻りJR貨物食堂に向かう。

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JR貨物食堂

JR貨物の岡山機関区の中にある食堂なのだが一般客も利用可能。といっても明らかに敷地内にあり入りにくい雰囲気。しかしやたら一般人利用可能と書いてくれているので入りにくさを中和してくれている。味はそこそこでした。値段はかなり安め。弱点は駅から遠い。でも行く価値のある食堂でした。

山陽新幹線 岡山→相生

山陽本線 相生→姫路

食堂は満足したものの思いのほか時間がかかってしまい岡山から乗る予定の鈍行に1分というタッチの差で間に合わなかった。姫路で行きたい場所の閉館時間もありこれが間に合う最終であった。そこで特急券で課金。新幹線で相生まで1つだけのり普通列車に乗り換えた。副産物はその最終よりも早く姫路に着くことができた。

マイボスの地元姫路である。

山陽電鉄 姫路→手柄

どうしても行きたかったのは姫路市営モノレールの展示施設である。

姫路モノレール:トップページ

博覧会もあり市内輸送ともかねて1966年に開通したものの博覧会が終わると輸送人数が大幅減。市内交通としても短く料金も高い。延伸計画もなくなり市のお荷物になったモノレールは1974年休止、79年には廃止されてしまった。10年前まではかなり線路が残っていたが現在は撤去が進んだ。ただ10年前にはなかったのがこの展示施設であった。火曜日休館だったのでどうしても今日行かなければいけなかった。

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山陽電車

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展示施設

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台車

姫路市モノレールはロッキード式であった。コンクリートの軌道の上にさらに鉄のレールを引くというもの。こうすると高速運転ができ、乗り心地もいいというメリットがあった。しかし鉄のレールを用いるため騒音が激しく、メンテナンスも難があった。さらには経年劣化で揺れが激しくなるという残念さ。いかにもアメリカらしい。結局採用されたのは日本だけで、姫路と向ケ丘遊園の小田急モノレールで採用されただけ。ロッキードも早々に手を引いた。この引き際もアメリカらしい。どっかの日本に飛行機製造会社は引かなかったから大変なことになりましたからねぇ。

マイボスはこの施設について知らなかった。「手柄山なんか面白いのなんもないでぇ」と言われた。まぁマニアじゃないと面白くないよね。水族館はあったけれども。モノレールの線路は姫路人には身近なものだったそうだ。「線路も10年でだいぶなくなったで」そう語るボスは見慣れた光景が徐々になくなっていき寂しそうだった。

明日はボスが教えてくれた「篠崎さんなら絶対面白いとおもうで」の場所へ。駅でバスの時刻を確認してホテルへ向かうのであった。